1月20日頃(2020年は1月20日)から立春までの期間。
冬の季節の最後の節気です。
寒さがさらに厳しくなり、1年中で最も寒い時季。
小寒から立春までの30日間を寒の内といい、大寒はそのまん中にあたります。
寒稽古など、耐寒のためのいろいろな行事が行われます。
また「寒仕込み」といって、寒気を利用した食べ物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込むのに最もよい時期とされています。
寒の水とは、寒の内の間に汲んだ水のこと。
この時期の水は、雑菌が少なく体にも良いとされてきました。
また、長期保存に向いているとされ「寒の水」で作られた味噌、醤油、酒は腐らないといわれています。中でも、寒の入りから9日目に汲んだ寒九の水は薬にもなるといわれるほど良質とされ、酒造りにおいて最高の酒ができるといわれています。
新潟県では、山で寒九の水を汲むイベントもあります。
寒九の水をつかった美味しい新酒や、ご家庭で味噌を仕込むのも良いですね!