江戸時代の暦から使われている二十四節気では
7月23日頃(2019年は7月23日)。および立秋までの期間が[大暑]になります。
今年の梅雨明けはもう少し先になりそうですが・・・
大体 梅雨明けの時季で、夏の土用もこの頃でいよいよ本格的な「夏」の到来を感じさせます。
「大暑」って文字からして暑いイメージですね!
最も暑い頃という意味ではありますが、実際の暑さのピークはもう少し後です。
少しでも涼しく過ごせる工夫として、打ち水イベント等はこの大暑の日に合わせていることが多いようです。
打ち水とは、道路や庭に水をまいて土埃を防いだり涼を得たりする昔からの伝わる生活の知恵です。
2003年(江戸開府400年)に「大江戸打ち水大作戦」として始まった。 基本ルールを 1、打ち水大作戦では、水道水を使わない2、打ち水大作戦には、雨水や二次利用水を使うとし、2010年からは徹底ルール化した。
主催 – 打ち水大作戦本部
引用:Wikipedia
打ち水大作戦2019公式サイト
http://uchimizu.jp/
ニュースなどで「ラニーニャ現象の影響で猛暑になった」「エルニーニョ現象の影響で冷夏になった」と耳にすることがあります。
そもそもラニーニャ現象・エルニーニョ現象とは、どういった現象なのでしょうか?
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。 逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生します。参考:気象庁
日本の東側の水温が上がるエルニーニョ現象が発生すると、
西側では水温が低下して積乱雲の活動が不活発となる。このため日本付近では、夏は冷夏で長梅雨、冬は西高東低の気圧配置が弱まって暖冬になりやすいのです。
ラニーニャのときは、逆に猛暑、厳冬の傾向とされる。
ただ、日本の天候は、偏西風やモンスーンなどの影響も受けるので、必ずそうなるわけではないといいます。
2019年7月10日に気象庁は、エルニーニョ現象が終息し、秋にかけて平常の状態が続く可能性が高い(60%)と発表しています。
・エルニーニョ現象が終息したとみられる。一方、インド洋熱帯域は海面水温の高い状態が続いている。
・今後秋にかけてエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続く可能性が高い(60%)。
・インド洋熱帯域の海面水温の高い状態は今後秋にかけて解消していくと予測される。参考:気象庁「エルニーニョ監視速報(No.322)」
2018年の猛暑を考えると、少し安心できる気がしますが・・・
60%なので、まだまだ油断はできないかもしれません。
涼しくなる工夫で、これからやってくる暑い夏を乗り切りましょう!